北朝鮮企業の文書と偽装 国連制裁委へのハッカー攻撃 

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会専門家パネルに対するハッカー攻撃で、ハッカーがパネルの調査対象となっていた北朝鮮の情報機関傘下の企業「パン・システムズ」に関する文書を偽装した電子メールで攻撃を仕掛けていたことが19日分かった。ウイルスを含むファイルをメールに添付していた。複数の安保理外交筋が明らかにした。

 制裁委はパネル専門家しか知り得ない北朝鮮制裁関連の内部情報に精通したハッカーによる犯行とみて警戒を強化。攻撃の直後には北朝鮮に関係したハッカーの関与が疑われる大規模なサイバー攻撃が世界各地で発生しており、関連も調べる。


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