2017年5月19日 23:26 | 無料公開
自殺した生徒への体罰があったことを謝罪する仙台市教委の関係者=19日午後、仙台市役所
いじめ被害を訴えていた仙台市立中2年の男子生徒が4月に自殺した問題で、市教育委員会は19日、自殺前日に50代の男性教諭が生徒の頭をたたいたり、別の50代の女性教諭が授業中に生徒の口に粘着テープを貼ったりする体罰を加えていたと市議会に報告した。
奥山恵美子市長は「体罰が(自殺の)引き金になった可能性が非常に高くなっている」と報道陣に述べた。生徒が周囲に「(たたいた)先生が怖い」と話していたことも関係者への取材で判明。以前にも複数回たたかれたと訴えていたという。
市教委は教諭の処分を視野に事実関係を調査する。