国に「沖ノ島」支援を要望 世界遺産へ福岡知事ら 

岸田外相(右端)に要望書を手渡す福岡県の小川洋知事(左端)=19日午前、外務省

 福岡県の小川洋知事らは19日、菅義偉官房長官や岸田文雄外相と東京都で相次ぎ面会し、同県の古代遺跡「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産登録への支援を要望した。国連教育科学文化機関(ユネスコ)諮問機関は構成資産8件の半数を登録対象から除外するよう勧告しているが、できるだけ多くの登録に協力を求めた。

 小川氏によると、菅氏は「国として最善を尽くす」と説明。岸田外相は「除外された部分もしっかり働き掛けを続けていきたい」と応じた。

 要望には、福岡県宗像市の谷井博美市長や同県福津市の原崎智仁市長、宗像大社の葦津敬之宮司らも同行した。


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