教科書会社8社が合同説明会 採択の透明性確保狙う 

教科書会社8社による合同説明会=19日午前、東京都江東区

 教科書協会は19日、採択に関わる全国の教育委員会や学校関係者ら約800人を対象に、教科書会社8社による合同説明会を東京都内で開いた。一部の社が教員に検定中の教科書を見せて謝礼を支払っていた問題を受けた再発防止策の一環で、採択の透明性確保を狙う。

 教科書協会会長の野沢伸平・山川出版社社長は「問題を受け、教科書業界はきちんとした行動をとると約束した。今回の説明会を採択の参考にしてほしい」とあいさつした。

 説明会では各社が持ち時間の20分を使い、2018年度から使われる小学校の道徳教科書についてアピールした。


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