熊本城天守閣の工事公開 「復旧過程、見に来て」 

シートで覆われ解体に向けた作業が進む熊本城天守閣の大天守=19日午前

 熊本市は19日、熊本地震で大きな被害を受けた熊本城の復旧工事を報道陣に公開した。市が復興のシンボルとして復旧を急ぐ天守閣はシートで覆われ、足場が組まれるなど解体に向けた作業が進んでいた。

 2019年中に元の姿に戻す予定で、復旧過程を市民や観光客に見てもらおうと落下物防止用のシートは透明性が高いものを使った。市の担当者は「今しか見ることができない光景を見に来てほしい」としている。

 市によると、天守閣で解体の対象となったのは、高さ約30mの大天守の最上部のほか、出口部分の付櫓と小天守1階の一部。大天守の解体は22日から始め、8月から再構築に乗り出す。


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