ホンダが団地でEV実験 高齢住民の生活支援 

 ホンダは18日、郊外の団地に超小型電気自動車(EV)の「MC―β」を提供し、住民の生活を支援する実証実験を東急不動産ホールディングスと実施すると発表した。団地では少子高齢化が課題になっており、成果を全国で展開する狙い。将来的に有料事業にしたい考え。

 実験は、早ければ7月に千葉県大網白里市と同県東金市にまたがる「季美の森」で始める。主に高齢者や主婦を対象に、EVを団地内の走行やカーシェアリングに活用する。台数は未定。3年間実施する。

 この団地は1994年に開発され、敷地内にスーパーや個人医院などがある。昨年末時点で1492世帯3762人が住んでいる。


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