ロシア疑惑、捜査本格化 民主党、弾劾要求強める 

ホワイトハウスで手を振るトランプ米大統領=17日(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米司法省が17日、昨年の大統領選にロシア政府が干渉した疑惑の捜査を統括する特別検察官に、元連邦捜査局長官のロバート・モラー氏を任命したと発表した。トランプ政権とロシアの不透明な関係を巡る「あらゆる事象」が捜査対象とされ、疑惑捜査は本格化。トランプ大統領本人の関与が最大の焦点となる。民主党は大統領の弾劾要求を強める構えだ。

 アジアや欧州の市場では18日、主要株価指数が軒並み下落した。捜査終結には数カ月かかるとの見方が強く、側近の関与にとどまらず大統領の法的責任にまで踏み込めば政権運営は混乱、世界経済にもマイナスの影響を与えそうだ。


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