上野パンダ、妊娠の兆候 食欲減、誕生なら5年ぶり 

ジャイアントパンダの雌シンシン=17日、東京・上野動物園(東京動物園協会提供)

 上野動物園(東京都台東区)は18日、ジャイアントパンダの雌シンシン(11歳)に食欲の減退や休息時間の増加など行動の変化が見られ、妊娠の兆候があると発表した。妊娠していれば早くて今月末から来月初めにも、同園で5年ぶりとなる赤ちゃんが誕生する。

 ただ、パンダは妊娠していないのに、しているような特徴を示す「偽妊娠」も多く、同園は今後も慎重に観察を続ける。

 上野動物園によると、シンシンは16日ごろから主食の竹を食べる量が減少。それに伴い、寝るなどの休息時間が長くなった。出産時に使う「産室」に行き、においをかぐ様子も見られるという。


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