トヨタ、超長期社債発行へ 最長20年、総額で1千億円調達 

トヨタ自動車本社=愛知県豊田市

 トヨタ自動車が償還までの期間が最長20年の超長期の普通社債発行を検討していることが18日、分かった。20年より短い期限のものも発行し、総額で1千億円程度を調達する方針。トヨタの社債発行額としては、2009年に約1200億円を発行して以来の規模。次世代車両の研究開発など将来投資に充当。

 トヨタの手元資金は17年3月末時点で7兆円超と厚いものの、日銀の金融政策による市場金利の低下で資金調達コストが下がる中、長期資金を有利な条件で確保できると判断したもようだ。自動運転や安全技術を向上させる研究開発といった回収までに相応の時間がかかる用途に振り向けるとみられる。


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