豊洲でベンゼン再検出を公表 専門家会議、追加対策協議 

築地市場で開催された、豊洲の土壌汚染対策を検討する専門家会議=18日午後、東京都中央区

 豊洲市場の土壌汚染対策を検討する「専門家会議」が18日、東京都中央区の築地市場内で会合を開き、都が継続している地下水モニタリング調査で、4月に採取した水から環境基準の最大100倍のベンゼンなど有害物質が再び検出されたことが公表された。

 調査では、環境基準を超えるヒ素と、検出されないことが基準となっているシアンも複数箇所で検出された。専門家会議は有害物質を含む地下水を封じ込めるための新たな対策を議論。

 豊洲の建物下には盛り土がなく、地下空間が設けられている。専門家会議は、床を特殊シートで覆う案とコンクリートで補強する案をまとめた。


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