GDP年2・2%増、1~3月 11年ぶり5期連続プラス 

17年1~3月期GDP速報値の概要

 内閣府が18日発表した1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整値)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0・5%増、このペースが1年間続くと仮定した年率換算は2・2%増だった。プラス成長は5四半期連続で約11年ぶりの長さ。好調な海外経済に支えられ輸出が伸びを主導、個人消費も回復し、2016年10~12月期(年率1・4%増)に比べ成長率は拡大した。

 一方、企業の設備投資は減速し、トランプ米大統領の保護主義的な政策への警戒感が表れた可能性もある。景気実感に近いとされる名目GDPは前期比0・03%減、年率換算で0・1%減と5四半期ぶりのマイナスに沈んだ。


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