NY株急落、372ドル安 政権不安で円も急伸、110円台 

ニューヨーク証券取引所のトレーダーたち=17日(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】17日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、トランプ米大統領の政権運営への不安から急落し、前日比372・82ドル安の2万0606・93ドルと約1カ月ぶりの安値で取引を終えた。下げ幅は昨年9月9日以来約8カ月ぶりの大きさで、昨年11月にトランプ氏が米大統領選で勝利して以降では最大だった。

 リスク回避姿勢を強めた投資家は、相対的に安全な資産とされる円や金に資金を振り向けた。ニューヨークの外国為替市場では円が一時1ドル=110円後半と3週間ぶりの円高水準を記録。金先物相場は約3週間ぶりの高値で引けた。


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