フォード1400人削減へ 北米とアジアで希望退職 

 【ニューヨーク共同】米自動車大手フォード・モーターが北米とアジアで従業員計1400人の削減を計画していることが17日、分かった。希望退職を募り、ホワイトカラーの従業員を減らす。ロイター通信が報じた。

 フォードの株主は、マーク・フィールズ最高経営責任者(CEO)が2014年に就任してから株価が低迷していることを問題視している。人員削減によるコスト削減で利益を上積みし、株価を押し上げる狙いがある。

 ただ、トランプ米政権は製造業の雇用を重視しており、人員削減で政権からの風当たりが強まる可能性もある。フォードは昨年、販売低迷が続いた日本からの撤退を決めている。


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