イラン大統領選、19日投票 穏健、強硬派の一騎打ち 

 【テヘラン共同】核兵器開発疑惑に伴う経済制裁が昨年1月に解除されたイランで19日、大統領選が行われる。欧米との協調を重視し核開発の制限を受け入れた穏健派の現職ロウハニ大統領(68)の支持が伸び悩み、選挙戦の終盤情勢は予想外の接戦に。反米を掲げる保守強硬派のライシ前検事総長(56)が猛追、事実上の一騎打ちとなる。

 ロウハニ師は2015年7月に実現した欧米などとの核合意を主導した。トランプ米政権は合意の見直しを示唆するなど、イランへの敵対姿勢を鮮明にしており、投票行動にも影響しそうだ。対米協調を弱腰と非難するライシ師には有利に働く可能性もある。


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