大学入試改革の検討状況を公表 文科省、英語、民間移行含め2案 

大学入試センター試験に臨む受験生=17年1月、東京・本郷の東京大学

 文部科学省は16日、大学入試改革の検討状況を公表した。2020年度に大学入試センター試験を衣替えする新テストの仮称を「大学入学共通テスト」に改め、英語は20年度から民間検定試験に全面移行するA案と、23年度までは共通テストと検定試験の双方またはどちらかを受けるB案を示した。共通テストはマークシート式を続けるが、国語で80~120字、数学で数式などを書かせる記述式問題も出す。

 意見公募や関係団体の意見聴取を経て、A、B案のどちらかに絞り、6月中に共通テストの実施方針を作成。19年度までにプレテストを3回行い、成績提供方法などを含む実施大綱をまとめる。


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