トランプ大統領、機密漏らす? ロシア外相にイスラム国巡る情報 

ホワイトハウスで10日会談したトランプ米大統領(左)とロシアのラブロフ外相(ロシア外務省提供・AP=共同)

 【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は15日、トランプ大統領が先週、ホワイトハウスを訪れたロシアのラブロフ外相とキスリャク駐米大使に、過激派組織「イスラム国」(IS)に関する機密情報を漏らしたと報じた。情報共有合意に基づき同盟国が提供した高度な機密で、事前の開示同意も得ていなかったという。

 トランプ氏は昨年の大統領選干渉疑惑でロシアとトランプ陣営の不透明な関係を調べていた連邦捜査局(FBI)のコミー長官を突然解任し、捜査妨害との批判が噴出。ホワイトハウスは今回の報道を虚偽と否定したが、トランプ氏の言動と責任を追及する声が高まるのは必至だ。


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