沖ノ島以外も世界遺産に 福岡県「登録へ最善尽くす」 

福岡県宗像市の谷井博美市長(右手前)らとの会談に臨む小川洋知事(左端)=15日午後、福岡県庁

 今年の世界文化遺産登録を目指す「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡県)を巡り、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が構成資産8件のうち、沖ノ島と周辺3岩礁のみを登録するよう勧告したことを受け、同県の小川洋知事らは15日、除外を求められた資産についても「できるだけ多くの登録が実現するよう、最善を尽くす」との考えを示した。

 福岡県庁で同日午後、構成資産を抱える同県宗像市の谷井博美市長、同県福津市の原崎智仁市長、宗像大社の葦津敬之宮司が、小川知事と会談。登録の可否を正式に審査する7月のユネスコ世界遺産委員会に向けて、対応を協議した。


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