優雅に平安絵巻、京都・葵祭 新緑の中、華やかな行列 

平安装束に身を包み、京都御所を出発する葵祭の行列=15日午前、京都市

 京都三大祭りの一つ、葵祭が15日、京都市で行われ、祭りのヒロイン「斎王代」ら平安装束に身を包んだ華やかな行列が新緑の都大路を進んだ。

 午前10時半すぎ、フタバアオイの若葉を頭や胸に飾った男女約500人や牛馬約40頭などが京都御所を出発。全長約700メートルに及ぶ行列は下鴨神社を経て、上賀茂神社までの約8キロをゆっくりと練り歩いた。

 今年の斎王代は、京都市左京区の同志社大2年富田紗代さん(19)。十二単姿で登場し「いろいろな方に見ていただくのが楽しみ。笑顔になってくれるよう頑張りたい」と話し「腰輿」と呼ばれるこしに乗った。姉2人も女官役で行列に参加した。


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