二階氏、「一帯一路」構想で講演 「国際社会の利益に」 

 【北京共同】自民党の二階俊博幹事長は14日、訪問先の北京で開かれている現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」をテーマにした国際会議で講演し、同構想を巡り「国際社会全体が(利益を)享受できるようにすべきだ」と表明した。中国による近隣国への影響力拡大が狙いとの見方があることを踏まえた発言とみられる。

 同時に「各国の事情や考え方に配慮しながら、全ての国に開かれ、国際スタンダードに適合した質の高いものとして推進することを期待する」と強調。途上国へのインフラ投資を巡っては「安全性、災害に対する強靱性を持ち、雇用創出や技術移転などにつながることが重要」と指摘した。


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