東芝、米企業を閉め出しか 半導体工場、対抗措置で 

 経営再建中の東芝が、三重県四日市市の半導体工場に共同投資する米ウエスタン・デジタル(WD)に対し、半導体子会社の売却を認めない場合は15日以降に関連する従業員を工場から閉め出すなどの対抗措置を取る方針を伝えたことが13日、分かった。WDが子会社売却に反対姿勢を崩さないためで、亀裂は決定的となりそうだ。

 一方、東芝は15日に2017年3月期の業績を開示する方向で調整している。だが監査法人の承認は得られない見通しだ。発表を関係当局が容認するかどうかも不透明で、実現は流動的な情勢だ。


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