小名浜にカツオ初水揚げ、福島 初夏の味覚到来に活気 

小名浜港に今シーズン初めて水揚げされたカツオ=13日午前、福島県いわき市

 東日本大震災の津波で大きな被害が出た福島県いわき市の小名浜港に13日、今シーズン初めてカツオが水揚げされた。初夏の味覚の到来に、港は品定めする漁業関係者の活気に包まれた。

 揚がったのは青森県八戸市の漁船が茨城県・鹿島沖約180キロで取った約4トン。小、中型が中心で、1キロ当たり393~559円で取引された。

 船長の村上茂さん(61)は「今年は海水温が高く、カツオの北上は例年より早い。今の時期にしては脂ののりも良いので、ぜひ刺し身で食べてもらいたい」と話した。

 漁港近くの水産加工会社社長上野台優さん(41)は「地域がにぎわってくれれば」と期待していた。


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