2017年5月13日 08:58 | 無料公開
会談前に握手するムニューシン米財務長官(左)と麻生財務相=12日、イタリア南部バリ(日本財務省提供・共同)
【バリ共同】イタリア南部バリで12日始まった先進7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁会議は、世界経済の成長に向けた格差是正の重要性で一致した。麻生太郎財務相は「(格差是正のためにも)自由貿易を止めるべきではない」と主張。中国の資本規制が不透明な点も指摘し、国際通貨基金(IMF)に監視を要請した。
12日の初日討議終了後には麻生氏とムニューシン米財務長官が会談。核開発を進める北朝鮮への経済制裁で引き続き連携していくことを確認した。為替や貿易の問題は議論しなかったという。
G7は13日午後(日本時間同日夜)に共同声明を採択し閉幕する。