自民、退位特例法案了承 皇位安定策の議論要求も 

 自民党は12日、内閣第1部会などの合同会議で、天皇陛下の退位を実現する特例法案を了承した。16日の総務会で党として正式に承認する見通し。政府は法案を19日に閣議決定し、早期成立を目指す方針だ。出席者の一部からは皇位継承の安定化策を巡り、党内議論が必要だとの指摘も出た。

 政府が国会に法案提出後、採決時の付帯決議案に、皇位継承の安定化などを巡り「女性宮家」創設を政府に求める文言を盛り込むかどうかが焦点の一つ。政府、与党は否定的だが、民進党などが強く主張している。

 特例法案は陛下一代限りの退位を認める内容。


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