政府が特例法案全文を提示 退位後は「上皇」、公明部会了承 

特例法案全文ポイント

 政府は12日、天皇陛下の退位を実現する特例法案全文を公明党の内閣部会に提示した。退位後の陛下の呼称(称号)を「上皇」とすることなどが柱。同部会は了承し、18日の中央幹事会で党として正式に承認する。

 法案は1条で制定の事情を説明。陛下が83歳の高齢となり「(公務などの)ご活動を続けられることが困難となることを深く案じておられる」と指摘し、「国民は陛下のお気持ちを理解し、これに共感している」と明記した。皇嗣である皇太子殿下についても「国事行為の臨時代行などのご公務に長期にわたり精勤されておられる」とした。

 陛下が退位した後の皇后さまの呼称は「上皇后」とする。


  • LINEで送る