玄海原発で国の防災訓練 秋ごろ実施、避難計画を検証 

 山本公一原子力防災担当相は12日の閣議後の記者会見で、九州電力が再稼働を目指す玄海原発(佐賀県玄海町)での事故を想定した国の原子力総合防災訓練を秋ごろに実施すると明らかにした。避難計画の実効性などを検証するためで、訓練の内容や日程は今後調整する。

 内閣府によると、重大事故の際に避難が必要となる半径30キロ圏に入る福岡、佐賀、長崎3県の自治体や国の関係機関が参加し、課題である離島の住民避難などを確認することを検討している。担当者は「訓練結果から教訓事項を抽出し、玄海地域の防災体制を充実させたい」と話している。


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