東京の気温、屋久島並み? 温暖化「最悪」想定、気象庁 

 21世紀末には東京の気温は現在の屋久島並みに―。全世界で地球温暖化対策がまったく進まない場合、日本の年平均気温は20世紀末から4・5度上がるというシミュレーション結果を気象庁が公表した。

 シミュレーションの基になったのは、温室効果ガスの排出量削減と吸収量を増やす対策をしないと、世界の年平均気温が3・7度上昇するという気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がまとめたシナリオ。

 日本に当てはめて詳しい予測をしたところ、東日本の太平洋側では年平均気温が4・3度上昇するため、東京(15・4度)は現在の屋久島(19・4度)と同程度になるという。


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