埼玉・熊谷に恒例の大温度計 「あついぞ!」は今年で見納め 

八木橋百貨店に設置された大温度計=11日午後、埼玉県熊谷市

 猛暑で知られる埼玉県熊谷市で11日、毎年恒例の高さ4メートルの大温度計が八木橋百貨店に設置された。「暑さPRは活性化に結びつかない」との理由で、「あついぞ!熊谷」のキャッチフレーズを使った温度計は今年で見納めとなる。

 大温度計は、熊谷市で当時の国内最高となる40・9度を観測した2007年に初めて設置された。市が昨年、地域活性化事業「あついぞ!熊谷」を廃止したのを受け、温度計も来年以降はデザインを一新するという。

 温度計には熊谷地方気象台の発表を基に、午前11時と午後2時の1日2回、店員が手作業で気温を表示。この日午後2時は、28・3度だった。


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