2017年5月11日 09:54 | 無料公開
10日、インドネシア・ジャワ島のボロブドゥールで、夜空に放たれた多くのランタン(共同)
【ジョクジャカルタ共同】インドネシアのジャワ島にある世界遺産ボロブドゥールで10日から11日にかけて、釈迦の生誕を祝う「ワイサク」と呼ばれる祭りが開かれた。満月の夜に読経が響き渡り、厳かな雰囲気に包まれた。
金色に輝く仏像が設置されたステージでは、けさに身を包んだ僧が読経。信者ら数千人が祈りをささげ、説法にも聞き入った。
10日夜には数百のランタンが空に放たれ、ほのかな明かりと闇のコントラストが幻想的な雰囲気を醸し出し、祭りは最高潮を迎えた。夜が明け始めたころ、僧や信者らは祈りながらボロブドゥールの回廊を巡った。