退位法、5月中にも成立 政府が要綱、衆院議長評価 

 政府は10日、天皇陛下の退位を実現する特例法案要綱を各党派の全体会議に提示した。大島理森衆院議長は記者会見で、3月の国会見解に沿った内容だとして「評価する」と強調。政府、与党は月内を視野に早期成立を図る方針。要綱は、陛下の退位日とそれに伴う新天皇の即位日を決めるに際し、皇室会議を関与させる趣旨を盛り込んだ。

 大島氏らによると、全体会議では自由党が要綱に反対を表明。共産党は「吟味したい」とした。他の党派は「総意に基づいている」として大筋で賛意を示した。


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