ドローンでリンゴ授粉実験、青森 農業高、溶液を散布 

青森県南部町の県立名久井農業高で行われた、ドローンを使ったリンゴの花に人工授粉する実験=10日

 リンゴ生産が盛んな青森県南部町にある県立名久井農業高で10日、生徒らが小型無人機「ドローン」を使ってリンゴの花に人工授粉する実験をした。成功すれば月末には実がなるといい、高齢化が進むリンゴ農家の負担軽減に役立てたい考えだ。

 生徒は事前に採取した花粉に砂糖を加え、水と寒天で溶いた液体を用意。ドローンに据え付けた噴霧器に溶液を入れ、高さ約5メートルからリンゴの木に向けて散布した。

 手作業だと1人で1本当たり約30分かかるのに比べ、8分ほどで約15本の授粉を終えた。


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