岡本太郎さん「太陽の鐘」前橋へ 所有する日本通運から寄贈 

「太陽の鐘」プロジェクトの概要を発表した(左から)岡本太郎記念館館長の平野暁臣さん、前橋市長の山本龍さん、ジンズ社長の田中仁さん、糸井重里さん、建築家の藤本壮介さん=9日、東京都千代田区

 芸術家の岡本太郎さんが制作した作品「太陽の鐘」が、所有者の日本通運から前橋市に寄贈されることが決まり、移設を仲介する前橋市の街づくり支援団体「太陽の会」が9日、東京都内でプロジェクトの概要を発表した。

 「太陽の鐘」は高さ約7メートルの、モニュメントと釣り鐘が一体となった作品。1966年に、日通が静岡県伊豆の国市に開設したレジャー施設内に設置されたが、99年に同施設が閉園した後は、人目に触れないまま、同社が管理していた。

 前橋市の企業家らがつくる「太陽の会」が、街の再生シンボルにしようと移設を提案。今年11月に広瀬川沿いの市有地に移設予定だという。


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