熱中症搬送は422人 1人死亡、消防庁集計 

 総務省消防庁は9日、全国の422人が1~7日の1週間に熱中症で救急搬送されたとの速報値を発表した。熊本県で1人が死亡した。消防庁は夏に向け気温が高い日もあるとみて、小まめな水分補給などの予防策を呼び掛けている。昨年同時期の搬送者数は413人だった。

 集計によると、3週間以上の入院が必要な重症者は12人、短期の入院が必要な中等症は123人だった。65歳以上の高齢者が45・3%を占めた。自宅や庭などで症状を訴えた人が全体の30・6%と最も多かった。

 都道府県別では東京が29人と最多で、大阪の22人、神奈川の21人と続いた。


  • LINEで送る