無届け再生医療に停止命令 厚労省、松山の法人に 

 国に必要な届け出をしないままへその緒や胎盤に残った臍帯血を用いた再生医療をしたとして、厚生労働省は9日、再生医療安全性確保法に基づき、松山市の医療法人「大手町クリニック」を立ち入り検査し、こうした医療の提供の一時停止を命じたと明らかにした。処分は8日付。

 厚労省によると、2014年の同法施行後、停止命令は全国で3例目。8日に、外部からの情報提供などにより立ち入り検査し、計5人に提供していたことを確認した。8日、健康被害や治療の実施件数を報告するよう法人に求めた。


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