無許可公開に出版各社対抗措置へ 投稿サイトに大量の漫画や本 

 漫画や一般書籍、雑誌を、出版社に無許可で大量に無料公開する投稿サイトが今月初旬まで開設されていたことが8日、分かった。著作権侵害にあたるとして講談社や小学館など出版各社が「民事、刑事両面からの法的手続き」など対抗措置を検討している。

 このサイトは「フリーブックス」。講談社などによると、各社とも昨年末にはこのサイトを把握。利用者が書籍や漫画を自由に投稿できる状態にしていたため、「悪質性が高い」として、出版社間で連携し、対応策を話し合ってきた。

 小学館は約600タイトル、講談社も主力誌の「週刊少年マガジン」を含む数百タイトルで被害を受けていたという。


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