首相「被災地に寄り添う」 復興相辞任で信頼回復訴える 

衆院予算委で答弁する安倍首相=8日午前

 安倍晋三首相は8日の衆院予算委員会で、東日本大震災の被害を巡り「まだ東北で良かった」と発言した今村雅弘氏の復興相辞任に関し「現場主義を徹底し、被災地の皆さまに寄り添いながら、信頼を回復させていきたい」と訴えた。同時に「任命責任は私にある。その重さをかみしめている」と述べた。

 3月の震災追悼式の式辞で「原発事故」の文言を使わなかったとの批判について「配慮に欠けるとの指摘は真摯に受け止める」と語った。

 吉野正芳復興相は、今村氏の発言を「許すことができない」と重ねて批判。今村氏に直接抗議し、反省とおわびがあったことを明らかにした。


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