2017年5月6日 11:17 | 無料公開
政府は、ドライバーの操作が不要な自動運転車の実現に向け、民間と連携して精度の高いデジタル道路地図の開発を加速させる。２０１８年の高精度地図の実用化を目指し、内閣府などは秋に公道で大規模な実証実験を開始。自動車メーカー各社などが設立した地図会社は、近く全国の高速道路で測量に乗り出す。 政府は２０年をめどに緊急時のみドライバーが操作する自動運転車、２５年をめどに完全自動運転車を実現する目標を掲げており、前倒しも検討中だ。車に搭載したカメラやセンサーだけでは周囲の正確な状況を把握するのは難しく、高精度の道路地図の情報と照らし合わせることで安全走行につなげる。
