長崎に新装の路面電車 きらめく青、窓は教会風 

 長崎電気軌道(長崎市)は4月から、改装した路面電車「みなと」の運行を始めた。きらめきのある青い車体、窓は教会風のステンドグラス―。しゃれた色使いの車両が、観光客や市民を楽しませながら街を走っている。JR九州の高級寝台列車「ななつ星in九州」などを担当した工業デザイナー水戸岡鋭治さんが、内外装を手掛けた。

 「みなと」の外装の色は、長崎の海から着想。市内に数多くある教会にちなみ、赤、黄、緑といった色のガラスを一部の車窓に使った。内装では、木材をふんだんに使用。秋の大祭「長崎くんち」などで披露される「竜踊」の絵もあしらった。


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