那覇ハーリーでメインイベント 手こぎ船が競う「本バーリー」 

 豊漁と航海の安全を祈願する沖縄県の伝統行事「那覇ハーリー」は最終日の5日、竜をかたどった手こぎ船が速さを競うメインイベント「本バーリー」が那覇港新港で行われた。地元の若い男性たちが水しぶきを上げながら櫂をこいで進む勇壮な姿に、見物客が声援を送った。

 本バーリーは市内3地区の対抗戦。全長14・5メートルの色鮮やかな「爬竜船」3隻に、伝統衣装をまとったこぎ手や鐘打ち役ら計42人ずつが乗船。安全な航海や豊漁の祈願のために歌を歌いながら港内をゆっくり回る「御願バーリー」を終えると、鐘の音に合わせて力強く水をかき、約630メートルのコースを勢い良く進んだ。


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