2017年5月5日 16:59 | 無料公開
名誉住職を務める岩手県二戸市の天台寺で、特別法話を行う瀬戸内寂聴さん=5日午後
作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(94)が5日、名誉住職を務める岩手県二戸市の天台寺で、この寺の住職になって30周年を記念する特別法話を行い、ユーモアを交えた話に約5千人が聞き入った。
寂聴さんは1987年に天台寺の住職になった時のことを振り返り「空気も水も清らかな地で、次第に大好きになっていった」と語った。自身も気分が落ち込むことがあると話し「そういう時は、楽しいことを一生懸命考える努力をした方がいい。嫌なことが多い世の中に負けては駄目」と聴衆にエールを送った。
寂聴さんの法話は、近年は体調不良で回数が減っているが、毎回全国からファンが訪れ。