耳鳴り、聴神経の機能低下一因か 客観的診断に期待 

 多くの人が悩まされている慢性的で不快な耳鳴り。自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)などの研究チームは、患者の脳活動を調べ、必要な音を聞き分ける聴神経の機能低下が一因とみられるとの研究結果を明らかにした。

 耳鳴りの患者は国内に約2千万人いると考えられているが、多くの場合、耳鳴りがしているかどうかは、本人の訴えによって知るしかないという。チームは「耳鳴りの客観的な診断法や、治療法の開発につながる」と期待している。


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