国の残業規制「時代錯誤」 全労連がメーデー式典 

 全労連系の第88回中央メーデー式典が1日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれ、小田川義和議長は「年間720時間、月100時間までの残業(上限)を法律に明記するのは時代錯誤だ」と、政府の残業規制案を厳しく批判した。式典には主催者発表で約3万人が参加した。

 小田川氏は「大企業の国際競争力強化のための『働かせ方改革』だ」とも指摘。労働時間は1日8時間が原則として、やむを得ない場合の残業も月45時間、年360時間以下にするよう求めた。


  • LINEで送る