初の米艦防護へ、海自艦合流 安保法新任務、施行から1年 

神奈川県の海上自衛隊横須賀基地を出港するヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」=1日午前9時57分(共同通信社ヘリから)

 安全保障関連法に基づき自衛隊が平時から米軍の艦艇などを守る「武器等防護」を実施するため、海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」が1日午前、神奈川県の海自横須賀基地を出港し同日午後、房総半島沖で米海軍の補給艦と合流した。周辺の警戒監視などの防護活動をしながら、2日ほどで太平洋を四国沖まで航行する。安保関連法の新任務を自衛隊が行うのは初めて。「強固な日米同盟」を誇示し、北朝鮮をけん制する狙いもある。

 安保法を巡っては、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の陸上自衛隊部隊に昨年11月「駆け付け警護」が付与されたが、実行されていない。


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