本人参加、最多の200人超 認知症国際会議が閉幕 

 京都市で開かれていた第32回国際アルツハイマー病協会国際会議は29日、閉幕した。本人の視点を重視し、「ともに新しい時代へ」をテーマに掲げた会議を反映し、認知症の人の参加は過去最多の200人を超えた。

 終了後の記者会見で、国際アルツハイマー病協会のマーク・ウォートマン事務局長は「さまざまな人を受け入れる社会が生まれつつある」と指摘。「認知症の人と家族の会」の高見国生代表理事は「診断の精度が上がり、早期に見つかるようになった若年性認知症の人への支援制度整備を進めるべきだ」と訴えた。

 2025年には日本の高齢者の5人に1人が認知症の時代になる。


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