2017年4月29日 05:27 | 無料公開
【ブリュッセル共同】化学兵器禁止機関(OPCW、本部オランダ・ハーグ)のウズンジュ事務局長は28日、内戦が続くシリアで昨年後半以来、化学兵器が計45回使われたとの報告を受けていると記者団に明らかにした。欧州メディアが伝えた。 OPCWを発足させた化学兵器禁止条約は29日で発効から20年。比較的安価で容易に製造できる化学兵器の根絶の難しさを改めて示した形だ。 事務局長によると、2016年後半に30回、今年初めからは15回、それぞれ異なる攻撃で化学兵器が使われた。誰が使ったかには触れず、死傷者の数も不明。