2017年4月28日 19:43 | 無料公開
経営再建中の東芝を巡り、取引がある銀行や株式を持つ生命保険会社などの大手金融機関が、2017年3月期決算で計2千億円規模の損失を計上する見通しとなったことが28日、分かった。融資先の倒産に備えて積み立てている貸倒引当金の増額を余儀なくされたことなどが響いた。一部の取引行では、東芝向け融資を不良債権に分類したことも判明した。 東芝の業績悪化が金融機関の決算に影響を及ぼし始めた。主力行は支援を続ける方針だが、大手行より利益水準が低い地方銀行で動揺が広がる可能性がある。