「声優アイコ」に懲役10年 昏睡強盗事件、東京地裁 

神いっき被告

 「声優のアイコ」を名乗る女による連続強盗事件で、男性に睡眠薬を飲ませて金品を奪ったとして、昏睡強盗罪などに問われた神いっき被告(33)に、東京地裁(石井俊和裁判長)は28日、懲役10年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。

 公判で弁護側は、被告の中には主人格の他に3人の別人格が存在するとし「犯行時は解離性同一性障害で責任能力がなかった」と無罪を主張。検察側は「睡眠薬を用意するなど行動は計画的で、完全責任能力が認められる」と指摘していた。

 被告は、戸籍上は女性だが、普段は男性として生活していた。


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