次世代医療基盤法が成立 匿名化しビッグデータ活用 

 病気の治療内容を含む個人の医療情報を匿名に加工してビッグデータとして研究開発に活用できるよう、事業者に対する規制などを定めた次世代医療基盤法が28日、参院本会議で自民、民進、公明各党などの賛成多数で可決、成立した。公布後1年以内に施行する。

 各地の医療機関や薬局などが個別に把握している医療データについて、誰のものか識別できないようにした上で集約することで、新薬の開発や新しい治療法の確立などに役立てるのが狙い。

 患者本人が拒否しなければ、医療機関などは個人情報保護の安全基準を満たす「認定事業者」にデータを提供できる。


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