性犯罪厳罰化、法案成立を 自民調査会で被害者ら要望 

自民党の司法制度調査会に出席した「性暴力と刑法を考える当事者の会」代表の山本潤さん=27日午前、東京・永田町の党本部

 「性暴力と刑法を考える当事者の会」代表の山本潤さんら性犯罪被害に取り組む市民団体関係者は27日午前、自民党の司法制度調査会に出席、性犯罪を厳罰化する刑法改正案を今国会で成立させるよう訴えた。

 調査会などで市民団体が意見表明するのは珍しい。山本さんらは、自民党からの要請で出席した。

 被害を受けたことを公表し活動している山本さんは、10代の頃の父親による性暴力の体験を語り、早急な法改正が必要だと訴えた。また、大学生が知人らに合意のない性行為を強要される「キャンパスレイプ」と呼ばれる問題が多発していることを紹介し、被害者支援の充実も求めた。


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