岩手のかさ上げ地に大型商業施設 陸前高田、市街地の核に 

 東日本大震災の津波に見舞われた岩手県陸前高田市に、かさ上げされた中心市街地の核となる大型商業施設「アバッセたかた」が27日、オープンした。

 「あばっせ」は「一緒に行こう」と誘い合う時に使う地元の方言。飲食店やスーパーなど21店舗が入り、7月には市立図書館も開館する。近くには、不通となったJR大船渡線の代わりにバスが運行するバス高速輸送システム(BRT)の新駅も開業した。

 震災の犠牲者に黙とうした後、記念式典が開かれ、戸羽太市長は「あの日、市民はどん底の状態だったが、大勢の方の協力で今日を迎えた。笑顔あふれる場所になってほしい」とあいさつした。


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