NY株反落、21ドル安 税制案発表で利益確定売り 

26日のニューヨーク証券取引所(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】26日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比21・03ドル安の2万0975・09ドルで取引を終えた。市場の期待を集めていたトランプ政権の税制改革案の概要公表で、当面の利益を確定させるための売りが優勢となった。

 朝方は税制改革案への期待で買いがやや優勢となった。その後もプラス圏でもみ合ったが、午後に税制改革案が発表されると、引けにかけてマイナス圏に沈んだ。「改革案は財政赤字が避けられない内容で、このままでは議会を通らないと市場に受け止められた」(日系証券)ことが売りを誘ったという。


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